ひみつ
昼休み、麗奈と佳奈は普通に話しかけてくれた。


「ごめん、私らなんか同士に女の子の日来ちゃってさ、朝からテンション下げ下げだったの〜」


「女の子の日だもん仕方ないね〜」


「てか、莉菜大丈夫なの?体調」


「うん、なんか一時的なものらしくて、すぐ治るらしいんだけどね」


「薬とか飲んでんの?」


「うん、一応飲んでる...」


「まじ、早く治してね?また新しいカフェできたから、3人で行こ?」


「うん!」


3人でワイワイ話してた。


「ごめん、高瀬さんいる?」


遠くでこんな声が聞こえて、ちらっと横を見ると、佐伯先輩がいた。


「莉菜、こないだからずっと佐伯先輩来てるけど、付き合ってんの?」


「ううん、付き合ってないよ? ...多分、休む前の部活で早退したから、その話かな...」


「そうなんだ、あ、車椅子動かそうか?」


「あっごめんありがとう...」


佳奈は、車椅子を動かしてくれて、佐伯先輩のとこに行った。


「あっ佐伯先輩!今日もかっこいいですね!」


「あ、ありがとう佳奈ちゃん、 あ、そうそう、高瀬さん、ちょっと部活のことで話あるんだけどいい?」


「あ、はい...」


そう言って、先輩は佳奈に手を振ったあと、教室を出ていった。


自分で車椅子を押して、先輩の行く先へ行った。
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