ひみつ
夜ご飯を食べて、また増えた薬を何回かに分けて飲んで、お風呂に入った。


ベッドに横になってスマホを見ると、蒼くんからメッセージが来てた。


“やっほー”


よ、4文字!?


なんか、雰囲気と違ってシンプルなメッセージだった。


“やっほー”


同じ文字を打って送った。


すると、直ぐに返ってきた。


“わっビックリした、体調は大丈夫?”


だから私もすぐに返した。


“うん、大丈夫だよ。心配かけてごめんね。”


“謝んないで、体調は気分屋さんだから。莉奈ちゃんは何も悪くないよ”


“そうだね、気分屋さんだね。最近ご機嫌斜めで困っちゃう。”


なんか続けていくうちに、なんかおかしなことを送ってた。


“莉奈ちゃん意外と可愛い考え方してるんだね。なんか根っから真面目な子のイメージあったから”


“私なんて真面目のまの字もないよ?笑”


LINE...こんなにしたの初めてだ。


なんか眠くなってきた...


スマホが振動したけど、私のまぶたは言うことを聞いてくれなかった。





「な...莉菜朝よ!」


朝!?!?


これが...寝落ちって言うやつか!


っっって!


いつも家出る時間になってた。


たかぼうが駅で待ってるのに...やばい!
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