ひみつ
さっさと用意して、お母さんに駅まで押してもらった。


駅員さんに板出してもらって、電車に乗った。


周りを見渡しても、目線しか感じなかった。


車椅子...そうだよね、周りから見たら完全に障害者...


「先生、おはようございます」


「おっ高瀬おはよう」


そのまま学校まで押してもらって、朝の時間が始まるまで保健室ですごす。


「莉奈ちゃん、おはよう」


「あっ...葵くんおはよう!」


教室に戻ると、蒼くんは笑顔で挨拶してくれる。


「あっ佳奈おはよう!」


「あっおはよう...」


そして最近何かを感じる。


佳奈と麗奈に無視されてる...?


なんでだろう...


私、悪いことしたっけ.....?





放課後...


「莉奈ちゃん、今日部活だから、帰り遅くなりそうなんだけど...」


「と、図書館で待ってる!」


期末テストも近いし、何より蒼くんと話しながら帰るのが毎日の楽しみ。


たかぼうも時々、休んでた時よ質問受けをしに来てくれる。


何もかもいい感じ。


佳奈と麗奈を除いては...


「莉菜ちゃん、おまたせ!」


「あ、前から気になってたんだけど、お前ら付き合ってるのか?」


「そうっすよ、俺の彼女。たかぼう取らないでね?」


「あついですな、お幸せに」


先生はにたにたしながら、職員室に帰っていった。
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