同期は蓋を開けたら溺愛でした
大友の蛍光マーカーは試作品まで完成しており、今回の打ち合わせは試作品を実際に使ってみての意見交換が主な議題。
集まったメンバーにその試作品が配られる。
「どちらの色を使う場合も、グリップの良さは変わらないという部分にもこだわっています」
増永さんは頷きながら手に持ち、器用にペン回しをしてみたり、独特のやり方で使用感をみている。
他の人も握ってみたり、資料の文章に実際にマーカーしている。
私もマーカーを引いてみる。
前回、大友が売りにしていた通り、まず単色それぞれの発色がいい。
黄色に青、次に黄色の上に青を重ねて緑にする。
重なったところから綺麗な発色で緑色に変わっていく。
そして、引き終わったペン先を確認してみても青に黄色は混ざっていない。
試しに青を新しい紙の上に引いてみても、最初に引いた黄色と遜色はない。