同期は蓋を開けたら溺愛でした

「恵麻、俺と付き合おう」

 息を飲む私を見つめ、大友は頬を緩めた。

「それなりの場所でちゃんと言いたくて、順序が変になっちゃったよな。本当はそのネックレス渡した時に言うつもりだったのに、誰かさんのやきもちに邪魔されて」

「だって……」

「いいよ。思惑通り行かないのがお前といて楽しいところ、だろ?」

 私を甘やかす、相変わらずの発言に胸がトクンと温かくなる。

 愛おしくなって大友の腕にギュッと抱きついた。
 それに呼応するように頭を撫でられる。

 そして、顔を覗き込むように視線を合わせ、もう一度甘く囁かれる。


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