同期は蓋を開けたら溺愛でした
甘い怠さの余韻に浸っていると大友が私に覆い被さったまま、甘くキスをする。
今は穏やかな優しい顔をする大友の、つい先ほどまでの切なそうな表情が目の前をチラチラして、顔が熱くなる。
大友は頭を私の肩辺りに預けるから、「くすぐったいよ」と笑う。
すると体全体も預けようとするものだから「待って、大友の方が大きいから私潰れちゃう!」と大騒ぎした。
私の横へ体を転がした大友が、長く息を吐いてつぶやいた。
「あー。すごく幸せ。夢なんじゃないかってくらい」
「……うん」