孤独な私が愛を見つけたら
「ありがとう、お父さんお母さん。私はこの為にここに来たの。」

静かな時間が流れていった。

私は間違いなく両親に愛されていたのだ。

その実感が私の中にとてつもない安心感をもたらしていた。

私も誰かの愛をしっかり受け止めることが出来るだろうか。

そう考えると、その言葉とは裏腹に心が温かいもので満たされる。

自分で答えを見つけよう。

私は自分の最後の砦であった自分の部屋を目指していた。













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