孤独な私が愛を見つけたら
「宮田、ちょっと。」

私は後から来た三井さんに引っ張られた。

そしてそのままトイレに連れ込まれる。

「三井さん?」

私は驚いて、三井さんを見た。

「宮田、私は姿を消すから後はよろしくね。」

「えっ?」

私は三井さんの顔をまじまじと見る。

「ごめん、吉田さんにあなたを食事に誘うように頼まれたのよ。」

「どういうことですか?」

私は目を丸くする。

「吉田さんはずっと宮田とゆっくりと話すきっかけを欲しがっていたのよ。」

「三井さん…。」

私は大きく溜息をつく。

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