孤独な私が愛を見つけたら

「だったら…。」

三井さんはニッコリと笑う。

「じゃあ、ちゃんとその事を吉田さんに伝えなさい。私はこれ以上関係ないわ。」

「無責任ですよ、ここまで連れてきておいて。」

私はムキになって三井さんを留める。

「大人になりなさい、宮田。」

三井さんは私を席の方に押し出すと、本当に自分は帰ってしまった。

仕方なく肩を落とした私は席に戻った。

「迷惑でしたか？」

吉田さんは私を伺って言った。

「私…、こういうの苦手なんです。」

私は吉田さんに視線を移していった。

すると吉田さんは楽しそうに笑った。

「三井さんから、宮田さんはお一人が好きだと聞きました。」