私の主治医はお兄ちゃん
駿「俺、シャワー浴びるわ。」
美「あ、私も入ろうかな〜」
駿「なに?一緒に入るの?」
意地悪な笑顔でそう言ってくる駿介。
美「は、は、入るわけないじゃん!!」
顔が一気に熱くなって急いで否定すると駿介はハイハイと言って浴室へ行った。
もー駿介ってば何て事を……
……でも。
駿介モテるし…
女の子とお風呂とか…
入った事あるのかな。
……って私何考えてるのー!??
ますます顔が熱くなるよーっ。
優「…お。……みお!」
心配そうな顔で覗いてくる優也兄。
ボーッとしてたんだと気付かされる。
美「…へ?ご、ごめんなさい…私…」
そこまで言いかけるとそっとおでこに触れてくる優也兄。
優「顔赤いけど…熱はなさそうだな。」
美「う、うん……心配かけてごめんなさい。」
優「そんな謝るな。気にしなくていいから。」
美「ありがとう!」
そう言って私はにっこりと微笑んだ。
それから駿介が浴室から出たのを確認すると、さっきの準備でかいた汗を流した。