私の主治医はお兄ちゃん
美「痛いの嫌だよう…ヒック…」
優「すぐ終わるから…」
駿「我慢。我慢。」
それでも涙が止まらない私。
怖いものは怖いもん。
優「ちょ…湊斗近くにいるかな。」
そう言ってPHSを使って優也兄は湊斗兄も呼び出した。
湊「どうした美音。」
そう診察室に入ってきたのは湊斗兄だった。
美「湊斗兄~~ヒック…みんなが…」
湊「美音喘息出てるんだろ?泣かないよ。」
そう言ってポンポンと頭をなでてくれる湊斗兄。
美「点滴も採血も痛い…やだよう…」
うんうんと聞いてくれる湊斗兄だが、優しい湊斗兄もすぐに抑える側にまわった。
もうここには私の味方はいない……