私の主治医はお兄ちゃん
やはり結果は2人ともインフルエンザ。
2人に点滴をして様子を見ることにした。
湊「ねー兄貴。」
優「どした?」
湊「はらへったぁ…」
優「だな。俺らもなんか食うか!」
そう言えば2人の看病ばっかりで俺も何も食べてなかった。
そうして俺らは遅めの昼飯を食べた。
ちょうど食べ終えた頃美音が突然俺らのいるリビングへやってきた。
美「……ヒック。おにぃ……グスン」
優「どうした?美音。怖い夢でも見た??」
美「頭痛いよぉ〜……ギューしてーっ!…ヒクッ」
グズグズして泣き出す美音。
今回はちょっとやばいかもしれない。
優「湊斗、ちょっと美音寝かせてくるからお前も少しソファーで横になってな。」
あいつも昨日急に呼び出されてから仕事して帰ってきても看病で疲れてるはずだ。
俺は美音を連れて再び部屋に連れて行き、ペットボトルのスポーツドリンクを飲ませて横にした。
美「グスン……ケホケホ…」
優「美音ー?あまり泣かないぞ?少し胸の音聞くね。」
聴診をすると微かに喘鳴。
発作が出るかもしれない。
優「はい、終わりだよ。頑張ったね。側にいるからもう少し寝な?」
そう言うとヒクヒクと泣きながらも目を瞑った美音。
まだ体は辛いのかな。
美音が完全に寝たら駿介も様子見にいかねぇとな。