私の主治医はお兄ちゃん
優「駿、もう一度熱測って。」
駿「うん。」
素直に熱を測る駿。
ピピピピッ
優「見せて。」
駿「ん。」
優「うん。下がったね。ただ、今は薬でとりあえず下がってるだけだから無理はしないこと。」
駿「わかってるよ。」
優「よし、いい子だ!」
そう言って俺は駿の頭をクシャクシャと撫でた。
駿「俺は美音じゃねーから喜ばねぇよ。」
優「ハハッだよな。でもサンキューな。美音連れてきてくれて。自分の体調に気づかねぇくらい美音を気にかけてたんだろ?」
駿「だって朝優兄が見とけって……」
そう。朝俺が耳打ちしたこと。
『美音微熱もあって喘鳴聞こえるから一応気にかけておいてくれ』
でもちゃんと気にかけてくれてありがとうな。