私の主治医はお兄ちゃん
優也兄が病室を出ると私はいつの間にか眠っていた。
次に目が覚めた時にはもう自分の部屋にいた。きっと優也兄が運んでくれたんだと思う。
私は起き上がりお兄たちの声が聞こえるリビングへと向かった。
優「おぉ美音今起こしに行こうとしたんだよ。」
美「そう…なんだ。」
優「また顔色悪くなってきたな。ちょっと椅子に座って。」
優也兄にそう言われて私はすぐにソファーに座った。
そしてまた始まる診察。
いつになったら私は診察されなくてもいいくらい体が丈夫になるんだろう。
優「やっぱりひどい貧血だな。吐き気やめまいはねぇか?」
美「大丈夫。」
駿「美音の大丈夫は当てにならないからな。」
美「大丈夫だもん…」
相変わらず駿介は意地悪…
湊「ったく…駿介もガキだな。美音、今日はちゃんと飯食うこと。わかった?」
美「うん。」
おなかはすいているし…
ご飯は食べれなくはない…
優「じゃぁ、飯食うか!」
優也兄がそう言うと久しぶりに兄妹4人でテーブルを囲った。
『いただきます!!』