私の主治医はお兄ちゃん
駿介side
結局俺…病院連れてこられてるし……
情な。
美音のやつ…大丈夫かな…
つか鈴木も何やってるんだよ。
連絡も帰ってこねーし。
とっくに学校も終わってんだろーよっ
コンコン
そんなイライラしてる真っ最中。
病室にノックの音が響き渡った。
やっときたかよ……
すると病室の扉はガラリと乱暴に開けられ入ってきたのは優兄だった。
優「しゅーんー!!お前昼飯一口も手つけなかったろ!!」
………げ。
駿「腹減ってねぇもん。」
優「いや、お前さ。治す気ある?」
駿「ある!」
優「なら食えよ!今は薬で体調落ち着いてるだけなんだからな?!」
…わかってる。
分かってるけど……
駿「呑気に飯なんて食ってられるかよ…」
優「お前の今の仕事は早く治す事だって言わなかったか!?晩飯食わなかったら入院期間も点滴も増やすからな。」
そう言って優兄は病室を出て行った。
んで…こーなるんだよ。
なんでこんな時に俺は美音の側に居てやれねぇんだよ。