私の主治医はお兄ちゃん

美音side





聴診はしたものの体調が悪いわけではない私はすぐに退院することができた。




駿介は心配だけど……




今は少しでも1人になりたい。





美「ねぇ優也兄。明日からまた学校行ってもいい?」


優「んー。一人で大丈夫か?」


美「平気だよ。」


優「大丈夫ならいいけど……何かあったらすぐ連絡しろよ?」


美「わかった。じゃあ私部屋行くね。」





帰宅してすぐ私は自分の部屋に閉じこもった。





それから2〜3時間したくらいだろうか。




昨日当直だった優也兄は部屋で寝てしまったみたい。




今だったら……






そう思いそっと私は家を抜け出した。










家を出ても別に対して行きたい場所があるわけではない。


トボトボ歩いていると近くの公園へ入ってみた。



もう風がひんやりと冷たいのに子供達は元気に遊んでいる。





そんな楽しそうな声がなんとなく私を孤独な気持ちにさせた。












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