私の主治医はお兄ちゃん
優也side
瀬「な?俺もサポートするからさ。そろそろ…」
優「だよな。。」
俺は瀬川と今後の投薬について話していた。
副作用は強いがとりあえず熱を下げた方がいいと言う瀬川。
でも俺は出来るだけ副作用が強い薬は使いたくなかった。
後々苦しむのは駿だ。
しかしここまで高熱が続くと駿が心配だ。
優「よし、やっぱこの薬を使おう。」
瀬「うん。俺も付き合う。」
優「ありがとう。」
瀬「お前1人じゃ心配だからな〜ちゃんと出来るか。」
優「は!?てかお前整形外科だろ!?」
瀬「まぁまぁwwだからと言って内科だってやろうと思えば出来るぞ?」
はぁ…こんなやつだけど
医者としてはかなり優秀なやつだ
なんかムカつく。
なんて思いながらも同期でかなり仲良いけど。
俺らは美音と駿がいる病室へ向かった。
優「駿…え?」
チアノーゼが出てる。
嘘だろ。
呼吸が出来ていない。
一瞬にして俺の頭は真っ白になった。
瀬「…………也………優也!!しっかりしろ!!早く挿管だ!!」
はっ!!
あぶねぇ……
瀬川がいなかったら本当に俺……
優「駿を挿管する。」
俺がそう言うと
瀬川は急いでナースコールを押した。
瀬「挿管の準備!2つ大至急持ってきてくれ。」
え?2つ!?
まさか…
瀬「俺は駿介くんのやるからお前は美音ちゃんの挿管をしろ。」
優「え…」
瀬「今は動揺してる場合じゃねぇだろ。しっかりしろ。」
瀬川に助けられてなんとか2人とも挿管し集中治療室へと移動させた。