私の主治医はお兄ちゃん
それから2人は2日眠り続け、3日目の朝2人ほぼ同時に目が覚めた。
瀬「双子ってすげーな。」
優「お前は暇かよ。早く持ち場もどれ。」
瀬「冷たいなぁ〜もう。」
優「でも…ありがとう。色々。今度こいつらが退院してお前が良ければ俺んち飲みに来いよ。」
瀬「楽しみにしとく。」
ひらひらと手を振り自分の仕事へと戻って行く瀬川。
俺は美音と駿介の診察をしに集中治療室へと向かった。
優「お前ら〜大人しくしてたか〜って何してんだよ。」
美「駿介がいけないんでしょ!!」
駿「お前が1人でノロノロとしてるからだろ?」
ひたすら口喧嘩してる駿介と美音。
美「だからって私の唐揚げ食べなくたっていいじゃん!!最後の1つだったのに!」
優「待て待て。なんの話だ。とりあえず2人とも落ち着け!」
唐揚げ?
てか第1今朝起きたばっかで2人とも起きてからまだご飯なんて食べてないはず……
駿「どーせ夢の中の話だろ。」
美「夢は夢だけど食べ物取るのはダメなの!!」
駿「お前がのろのろしてるからいらないと思ったんだよ!」
美「最後の1つは取っておいたのー!」
優「いい加減にしろ!!他の患者だっているんだぞ!?」
駿・美「ごめんなさい…」
はぁ…元気になったかと思えばこれかよ。
悠「とりあえずお前ら2人とも病室移すわ……」