私の主治医はお兄ちゃん
優「さてと。美音さん。退院したいと言っていたと湊斗から聞いたけど?」
俺は美音に直球に尋ねた。
正直精神的にも不安定でご飯もまともに食べられない美音は退院させるには心配が多々ある。
でも……
美「退院したい……」
優「んーそうだよな。でもな?これは兄としてじゃなく医者としての意見な?体重も落ちて、色々と不安定な美音は退院はしばらく難しい。」
美「……っ。でも…」
優「じゃあ次は兄として。」
美「え?」
優「ご飯を半分は必ず食べること。何かあったら相談すること。2週間後病院にきて昨日と同じ注射をもう一度受けること。約束できるなら退院も考えるけどどーする?」
美「したい!!」
優「じゃーしょうがない。駿も美音も退院だな。」
駿「え?俺も?」
優「バスケはまだダメだぞ?」
駿「分かってる!」
美「やったぁ!!」
美音もとりあえず落ち着いてるし大丈夫だろう。
俺らがとりあえず気をつけて見てあげよう。
後で湊斗にも言わなきゃ。
…まだ1人にはしておけないから当分はまた実家で4人暮らしだな。