私の主治医はお兄ちゃん
もうすぐクリスマス!
美音side
美「ただいま〜!!」
駿「…ただいま。」
やーっと帰宅した私たち。
久しぶりな我が家!
やっぱりおうちが1番落ち着くなぁ〜
あ、そういえば…
悠真くんにお礼も何も伝えてないや。
ちょっと電話してみようかな…
優「美音!」
美「へ?どうしたの?優也兄。」
優「体調…大丈夫か?」
美「大丈夫だよ?」
優「そか…ならいいんだけど……」
突然心配そうな顔でそう言ってくる優也兄。
きっとすごく心配してくれたんだ…
私が退院したいってわがままを聴いてくれた。
その気持ちに私はちゃんと応えないと…だよね。
美「ねぇね。優也兄。」
優「ん?」
美「今日ね、優也兄が作ってくれたハンバーグ食べたいな…」
優「美音はしばらく何も食べてなかったからなぁ…」
「ハンバーグかぁ…」と言いながら困った顔をする優也兄。
流石にわがまますぎたかな。
優「いつもみたいなハンバーグはまだ胃がびっくりしちゃうから豆腐ハンバーグでも作るか?」
美「いいの?」
優「そのかわりちゃんと食べるんだぞ?」
美「うん!ありがとう!!私ちょっと部屋で休んでもいーい?」
優「あとで部屋行くから…それまでゆっくりしてな。」
そう言いながらも頭をポンポンと撫でてくれる優也兄の顔はものすごく優しくて……
美「ありがとうっ!」
私もなんだか嬉しくなった。