私の主治医はお兄ちゃん
それから私と駿介の体調が落ち着くのははやくすぐに再び学校へ行けるようになった。
莉「美音!今日帰り駅前のケーキ屋行かない?」
美「ごめん!今日予定入ってて…」
莉「そっか!じゃあまた今度行こう!」
そう。もうすぐ…
12月24日。
私と駿介の誕生日!!
私は悠真くんにお願いしてケーキ作りの勉強中!
美「お邪魔します…」
悠「とりあえず適当に座ってて!」
美「いやいや!早速ケーキを…」
悠「アホッ!!先に期末の勉強してからだっ!」
気合い充分な私の頭を参考書でバサリと叩いてくる悠真くん。
美「ケーキ……」
叩かれた頭をおさえながらそう呟くと悠真くんは意地悪そうな笑みで言った。
悠「今回の数学の小テスト誰かさんは15点……だったっけか?」
……え?
美「う……なんで知っ………」
駿介か……
はぁーそんな痛いとこ突かれたらもうやるしかないじゃん。
私たちはケーキの練習の前にとりあえず数学の勉強をする事にした。
誕生日前に期末テストって……
憂鬱。
勉強って言ったって分からなすぎて全然進まないしー。
美「うー……」
悠「なに。どこが分からないの?」
美「どこが分からないか分からないっ!!」
悠「ったくお前は……教科書貸してみ。」
そう言いながらぶっきらぼうだけど優しく教えてくれる悠真くん。
なんで私の周りには頭がいい人しか居ないのか。。