私の主治医はお兄ちゃん
美音side
テスト期間。
美「う〜。やっと1日目が終わった〜。」
テスト1日目が終わり机に突っ伏した状態で私が呟くと嬉しそうな声で莉子が答えた。
莉「明日は数学と地学だね!」
美「いや、なんで理数系同じ日にやるかな〜。地獄だよ〜…」
莉「えー。どっちも私は好きだけどなー。」
私と莉子が話していると悠真君が私に向かって歩いてくる。
悠「はい。」
そう言って紙切れを渡してきた悠真君。
美「??」
開いてみると…
"今日俺んちで勉強会な。"
美「え…」
莉「美音どーした?」
美「いや、なんでもない…」
勉強会って……
明日は確実に無理だからおうちでゆっくりしようと思ってたのにーっ!
〜そんなこんなで悠真くんの家〜
悠「美音、ここ違う。」
駿「お前はこんなんも分かんねーのかよ。」
美「………まって。」
悠・駿「??」
美「勉強会は覚悟してたけど…駿介がいるなんて聞いてない!!」
駿「先生が2人いた方がバカなお前でも少しくらい点数取れるだろ。」
美「あ、また駿介バカって言ったーっ!!」
悠「お前らー……喧嘩すんな!」
美「だって駿介が…」
悠「はいはい…でもな?美音。今回もし赤点取ったら冬休みは登校しなきゃなんねーし、そしたらお前の誕生日は学校になるぞ?」
美「うぅ……」
駿「だからお前はギャーギャー言ってねぇでさっさと勉強しろ。」
美「ギャーギャーなんて言ってないー!!」
悠「だからなぁ……」