私の主治医はお兄ちゃん
美音side
美「今は1人にしてほしい。」
私がそういうと、何も聞かずに
優「わかった」
といって優也兄は部屋を出て行った。
あえて内容を聞かないで居てくれた優也兄。
聞かないでくれたのは優也兄の優しさ。
そしてシンと静まり返った部屋で私は布団に潜り込み1人で声を殺して泣いた。
美「グズン……ヒック…ヒック…」
駿介は喘息持ちではあるけど元気。
なんで私はこんなに弱いんだろう。
身長だってそう。
みんな180センチ近くあるのに、私は153センチ。
女の子の中でも小さいほうだ。
本当に兄妹なのか疑いたくなるほど…