私の主治医はお兄ちゃん



思った以上に悲しそうな顔をする駿介。



美「駿介ごめん。そんな悲しい顔しないで。」

駿「はぁ…」


駿介はいつもなら言い返してくるのに今日はそんなことなくて。
困ったような…落ち込んだような顔でため息をついた。



美「駿介ごめんってば…そんな顔しないで…」

駿「ほんと美音は悪い子だよ。」

美「ごめんなさい。」

駿「反省してんの?」

美「うん」

駿「わかった。じゃぁちゃんと受けてね。」

美「え?」



さっき準備しに行った優也兄が道具を持って戻ってきた。

優「美音…持ってきたから頑張ろうね。」


美「………ヒック。」

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