私の主治医はお兄ちゃん
駿「美音…お前……」
美「ん?」
駿「目隠しされるの好きだったんだな。」
ニヤリと意地悪な笑顔でそう言う駿介。
美「別に好きじゃないよっ!!目の前が真っ暗でちょっと怖かった!!」
駿「ふーん?」
美「もう!駿介のバカ!!」
本当に本当に駿介は意地悪だ!
…でも本当に痛くなかったし気付かなかった。
湊「またケンカしてんの?」
そう笑いながら入ってきたのは湊斗兄だった。
美「湊斗兄!!」
湊「美音が目覚めたって聞いて外来終わって飛んで来たよ!顔色いいな。」
美「うん!ご飯食べて、体力回復してきたら退院も出来るって!」
湊「よかったなぁー!」
わしゃわしゃと頭を撫でながら湊斗兄は笑顔になった。
こんな当たり前の日々がいつまでも続くといいな。