私の主治医はお兄ちゃん
朝になった。
優也兄が病室に来てくれていつも通り聴診をした。
優「大丈夫そうだな。」
美「うん……」
やっぱり昨日から様子がおかしい優也兄。
優「あとで一緒に中庭を散歩しよう。」
美「うん…」
優「じゃあタイミング見つけてくるから。」
美「わかった。」
そう言うと優也兄は行ってしまった。
いつもなら熱っぽい私に気づくのに今日は気付かなかった。
それからしばらくすると優也兄は病室に来てくれて、一緒に中庭を散歩することになった。