私の主治医はお兄ちゃん
優「駿介!!美音は…」
走ってきたのか少し息を切らしている優兄。
優「美音…わかるか?」
まだぼーっとしている美音に声をかける優兄。
美音はコクリと頷いた。
優「まだチューブは外さない方がいいかな。もう少し意識がハッキリしてからにしよう。」
優兄がそう言うと美音はクビを振った。
どうやらチューブは嫌らしい。
美音らしさに俺は少し笑顔が溢れた。
優「分かったよ。少し苦しいかもしれないけど頑張れるか?」
優兄がそう言うと美音は再びコクリと頷いた。
チューブを抜くと少し苦しそうだった美音。
でも一緒に呼吸をしてあげると段々と慣れてきたのか上手に呼吸が出来るようになった。
駿「よかった…」
美「ごめん…なさい。」