私の主治医はお兄ちゃん
優也side
優「湊斗ちょっといいか?」
俺は当直が終わったころ湊斗を呼び出した。
湊「どうしたの?」
優「いや…昨日駿に親父から電話があったらしい。」
湊「なんて?」
優「再来週、一週間程度帰ってくるって。」
湊「このタイミングかよ…」
…ま、そうなるよな。
優「湊斗…お前親父にどこまで話した?」
湊「まだ結果は話していない。」
…そうだよな。
俺らだって動揺してそれどころではなかったもんな。
ちゃんと話さなければいけない。
…とりあえず美音の今の状況で親父たちが来ることを話すのはさすがにはやい。
あと一週間は様子を見よう。
っということになった。
当直が終わり家に帰る湊斗。
どうせ今帰っても駿はいないだろうしもう少し美音のそばにいてやろう。
そう思った俺は美音の病室へ向かった。