私の主治医はお兄ちゃん
そして久しぶりの家族6人での夕食。
今日は私の大好きなハンバーグだった。
食欲がないけど怪しまれてもまた心配かけるだけだから全部食べきった。
美「ごちそうさまでした!私洗い物するよ!」
優「美音全部食べたのか?お前はもう少しゆっくりしてろ。」
優也兄は驚いた顔をしながら言った。
美「んー、もう体調いいからお手伝いする事あったら呼んでね!!」
そう言って部屋に戻った
けど……
美「……気持ち悪い。」
部屋に戻ってすぐにお手洗いに駆け込みもう吐けなくなるくらいまで吐いてしまった。
無理しすぎたかな。
やっぱり寝ることにしよう。
私はベッドに横たわるとすぐに夢の中に吸い込まれていった………
美「……ん。」
次に目が覚めた時は外はまだ真っ暗だった。
ふと時計を見るとまだ3時過ぎ。
もう少し寝れるかな。
美「……ケホケホッ」
また喘息!??
私は咳が他の部屋まで聞こえないように必死に口をクッションで抑えた。
深呼吸しようとしても止まる気配はない。
……吸入器。
たしか机の1番上の引き出しに入ってたはず……
吸入器をすぐに出して吸うと少しだけマシになった。
美「……ふぅ。」
なんとかこれで大丈夫そうだ。