交わることはない

再 会?


再会①☆☆


「待たせてごめんね、大夢。
それで、お相手の七湊ちゃんは、
遥の恋人だったの。
わざわざ、呼び出したりして
ごめんね。
だから、この話はなかったことに。」
と、お見合いの相手である
男性に説明をする遥のお母様。

えっ、大夢?
と、思っていると

「兄さん、そういう事だから
このお見合いは、無しにして。」
と、遥
「すみません、こちらの手違いで。」
と、私のお母さんも頭を下げると

その男性が立ち上がり
振り向いた・・・

「‥‥なな‥み‥っ‥」

「‥‥えっ・・大夢‥さん‥」

そんな、私達をみて
母と遥のお母様が
「「えっ、あなた達も知り合いなの?」」
と。
「あっ、はい、同じ大学です。」
と、私が言うと

遥には、前に付き合っていた?
人の話しをしていたから
直ぐにピンときたみたいだ。

遥は、直ぐに私の手をとり
私を引き寄せた。

そんな私達をみて
大夢さんは、顔を歪めながら
「母さん、この見合いは、
俺にきた話だよね。
なら、この話、進めてくれる?」
「「えっ?‥‥‥。」」
と、お母様と母は、唖然
「「兄さん?なんで?」」
と、遥と私。

「「どういうことなの?」」
と、母達に聞かれて

遥が、私に聞いた内容を
二人の母親に話した。
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