交わることはない
親父☆☆
仕事を早めに切り上げて実家に帰った。
亮には、昼休みに話をした。
亮は、
「お前が決めたなら。」
と、言ってくれた。
帰ると親父もいて
挨拶もそこそこに
現状を話すと
親父から殴られた。
初めての親父の拳・・
「あなた!!」
と、止めに入る母親を
俺は手で遮る
「お前自身が苦しむだけなら
なんとも思わないが
他人様を巻き込んで
それも女性に傷をつけるとは
七湊ちゃんの時といい。
情けない。
大夢、一生をかけて償うんだ。
わかったな。」
と、言う親父に俺は、
「・・・はい。」
と、答えた。
「大夢!!」
と、言いながら母親は涙を流すが
「母さん、いいんだ。
俺が悪いんだから。」
「明日、その娘さんを連れてきなさい。」
と、言って親父はリビングから
出ていった。
母さんは、
「お父さんは、あなたにも
幸せになって欲しいのよ。」
と、言ったが俺は、
「明日、頼む。」
と、言って実家を後にして
鈴のマンションに寄った。
俺が二日続けて来たからか
鈴は、びっくりした顔をしていたが
「身体は、大丈夫か?」
「あっ、うん。」
「親に連絡した?」
と、言うとううんと
首を横にふったから
「なぜ?」
と、言うと
「‥‥‥‥‥‥」
「鈴、明日俺の家にいく。
親父から連れてくるように言われた。」
と、言うと
鈴は、びっくりしながら
「いかない。」
と、言ったから
「話が進まないだろ?」
「‥‥‥‥‥‥‥」
「鈴!!」
「‥‥‥私は、一人で産んで育てるから
大夢には、迷惑かけない。」
「何を言ってるんだ。
じゃ、どうして俺に話した?」
「‥‥それはっ、あまりにも
びっくりして、どうして良いか
わからなかったから
でも、大夢は私に対して愛情もない
そんな両親に育てられても
子供も幸せにならない。
なら、私一人で愛情を注いだ方が良い
と考えたの。
もちろん認知もいらない。
親にも、相手の話はしないから。
もう、ここにも来ないで。
私に関わらないで。
はい、話は終わり帰って。」
と、言って
俺を立たせて玄関に
追いやり外に出した。
ドアがバーンとしまり
「鈴!!」
「大夢、ありがとう。
責任取ろうとしてくれて
それだけで嬉しかった。
さよなら。」
泣いているような鈴の声に
俺は、たまらない気持ちだった。
次の日、鈴が出てくるのを待って
家に行こうと言ったが
鈴は、首を横にふり
タクシーに一人乗り込んだ。
俺は、仕方なく母さんに連絡すると
母さんは、こっちにくると言った。
母さんは、
「一人で、鈴さんと会ってくるから」
と、言うと俺に
「マンションまで案内して。」
と言った。
「大夢は、帰っていなさい。
終わったら連絡するから。」
と、言ってマンションの中に
入っていった。
俺は、帰れるわけもなく
外の花壇に座って
亮に電話をして話した。
仕事を早めに切り上げて実家に帰った。
亮には、昼休みに話をした。
亮は、
「お前が決めたなら。」
と、言ってくれた。
帰ると親父もいて
挨拶もそこそこに
現状を話すと
親父から殴られた。
初めての親父の拳・・
「あなた!!」
と、止めに入る母親を
俺は手で遮る
「お前自身が苦しむだけなら
なんとも思わないが
他人様を巻き込んで
それも女性に傷をつけるとは
七湊ちゃんの時といい。
情けない。
大夢、一生をかけて償うんだ。
わかったな。」
と、言う親父に俺は、
「・・・はい。」
と、答えた。
「大夢!!」
と、言いながら母親は涙を流すが
「母さん、いいんだ。
俺が悪いんだから。」
「明日、その娘さんを連れてきなさい。」
と、言って親父はリビングから
出ていった。
母さんは、
「お父さんは、あなたにも
幸せになって欲しいのよ。」
と、言ったが俺は、
「明日、頼む。」
と、言って実家を後にして
鈴のマンションに寄った。
俺が二日続けて来たからか
鈴は、びっくりした顔をしていたが
「身体は、大丈夫か?」
「あっ、うん。」
「親に連絡した?」
と、言うとううんと
首を横にふったから
「なぜ?」
と、言うと
「‥‥‥‥‥‥」
「鈴、明日俺の家にいく。
親父から連れてくるように言われた。」
と、言うと
鈴は、びっくりしながら
「いかない。」
と、言ったから
「話が進まないだろ?」
「‥‥‥‥‥‥‥」
「鈴!!」
「‥‥‥私は、一人で産んで育てるから
大夢には、迷惑かけない。」
「何を言ってるんだ。
じゃ、どうして俺に話した?」
「‥‥それはっ、あまりにも
びっくりして、どうして良いか
わからなかったから
でも、大夢は私に対して愛情もない
そんな両親に育てられても
子供も幸せにならない。
なら、私一人で愛情を注いだ方が良い
と考えたの。
もちろん認知もいらない。
親にも、相手の話はしないから。
もう、ここにも来ないで。
私に関わらないで。
はい、話は終わり帰って。」
と、言って
俺を立たせて玄関に
追いやり外に出した。
ドアがバーンとしまり
「鈴!!」
「大夢、ありがとう。
責任取ろうとしてくれて
それだけで嬉しかった。
さよなら。」
泣いているような鈴の声に
俺は、たまらない気持ちだった。
次の日、鈴が出てくるのを待って
家に行こうと言ったが
鈴は、首を横にふり
タクシーに一人乗り込んだ。
俺は、仕方なく母さんに連絡すると
母さんは、こっちにくると言った。
母さんは、
「一人で、鈴さんと会ってくるから」
と、言うと俺に
「マンションまで案内して。」
と言った。
「大夢は、帰っていなさい。
終わったら連絡するから。」
と、言ってマンションの中に
入っていった。
俺は、帰れるわけもなく
外の花壇に座って
亮に電話をして話した。