-bLue iSlaNd-



そして、その人の肩に手をかけ、文句を言おうとした。


「おい、誰……」


振り向いたその人の顔を見て、僕は続きの言葉を失った。


「あ、ごめんなさい!」


そう言って、謝ってくるその人は申し訳なさそうにしながらここを離れようとしている。


僕は知らない人にいきなり失礼なことをしたなと思い、その人に声をかけた。


「さっきは悪かったな……。ここ最高だろ?俺が一番好きな場所なんだ。」


そう言って僕は笑顔を向けた。


「私もここから見る空、大好きだよ!それにこの海も。」


そう言ってから、僕に一度だけ笑顔を見せてから、君はもう一度座り込んだ。




< 15 / 60 >

この作品をシェア

pagetop