-bLue iSlaNd-
膝を抱えて、小さくなって座る君。
膝の上に顎をのせて、どこを見ているのか、ぼんやりとした目でここから見える風景を眺めていた。
僕も何となく、君の隣に座り景色を眺めた。
数秒おきに当たる、海の水が冷たくて気持ち良い。
そして眺める景色もいつもと変わらずきれいで、僕の心をきれいにしていくかのようだった。
しばらくしてから君が急に僕に声をかけてきた。
「あなたはいつもここで、海を眺めているの?」