-bLue iSlaNd-



そう言って、しばらく海を眺めてから僕と君は別れた。


それからの日は、僕は海に一人で行くことが多くなった。


君と海を見ようとか、そんな気持ちは全然なかった。


不思議な人との出会いを何だったのかと思いつつ、海を見に行く。


それ以上でも、それ以下でもない。


ただそれだけだった。


だけど、約束をしていたわけでもないのに、僕が行くと、偶然にも必ず君がいた。





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