-bLue iSlaNd-
何を話す訳でもない。
時々言葉を交えることはあっても、大半はただ黙って並んで座るだけ。
最初は不思議なことのように感じていたけど、少しづつ僕の心の中で変化が現れ、いつの間にかそれが僕の楽しみになっていた。
「ねぇ、君はいつもここで海見て、何を考えているの?」
僕が君に話しかけることは、日に日に増えて行った。
「そうだな~、将来のこと?」
君は少し悩んでから僕に応える。
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