-bLue iSlaNd-



君が言った言葉は、僕の心に悲しく突き刺さった。


「黒い空なんか見たって楽しくないよ。小さく光る、白い星を見た方が楽しいんじゃないかな…?」


僕は君にそう言った。


「私はずっと星を見てない……。」


そう言った時に、一粒の涙が君の瞳からあふれ出た。


その涙は海水に混ざり、跡も付けることなく消えていった。


「俺の手を握ってみて…?」


僕は小さな声でそう言って、君の方に左手を差し出した。




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