-bLue iSlaNd-



君は僕の左手を両手で握りしめ、目を閉じた。


「温かい……」


君はそう言って、僕の手を握る手の力を少しだけ強くした。


「一人じゃないんだよ…?」


僕はそう言って、君に握られた左手で君の手を握り返した。


「明日もここに来てくれる…?」


君は小さな声で僕に質問した。




< 30 / 60 >

この作品をシェア

pagetop