-bLue iSlaNd-



僕が君を見ているのに気付いて君は僕のほうを向いた。


「どうしたの?」


僕の好きな輝いた目で見つめてくる。


「なんでもない。」


僕は少し微笑んでそう言った。


もう一度、二人の間を小さな風が吹き抜けた。


「少し寒いね。」


君は僕の方を向いてそう言った。


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