極上御曹司のヘタレな盲愛
第1章 天敵
創業記念パーティー
今日は5月の終わり。
定時後19時から、父が代表取締役を務める会社『ニタドリ』の創業120周年のパーティーが社内の大ホールで行われる事になっている。
父に言われるまま、双子の妹、花蓮とともに大学卒業後に入社した我が社は、元々は『3時のおやつといえばニタドリ』と昔から言われるような老舗の製菓会社だったが、お祖父様の代で食品会社として大きくなった。
製菓だけではなく、冷凍食品、レトルト食品等、あらゆる食品を取り扱い世界各地にグループ企業や工場を持つ。
そんな我が社の総務部庶務課庶務係に私、似鳥桃 24歳は所属している。
定時後19時から、父が代表取締役を務める会社『ニタドリ』の創業120周年のパーティーが社内の大ホールで行われる事になっている。
父に言われるまま、双子の妹、花蓮とともに大学卒業後に入社した我が社は、元々は『3時のおやつといえばニタドリ』と昔から言われるような老舗の製菓会社だったが、お祖父様の代で食品会社として大きくなった。
製菓だけではなく、冷凍食品、レトルト食品等、あらゆる食品を取り扱い世界各地にグループ企業や工場を持つ。
そんな我が社の総務部庶務課庶務係に私、似鳥桃 24歳は所属している。