極上御曹司のヘタレな盲愛
「絶対に半分からこっちに来ないでよ!」
あれから2人それぞれお風呂に入り、さあ寝ようと今は例のベッドの上だ。
真ん中に壁を立てたいが出来るわけもなく、手で線を引いて大河に示している。
「どうせ今朝だって、くっついて寝てただろうが」
面倒臭そうに言った大河がいきなり、ここ半分ねと示していた私の手を掴んでグイッと引っ張ったので
「わっ!」
とバランスを崩して倒れ込んだ。
ハッと気づくと大河とピッタリくっついていた。
慌てて離れようとする私を大河はグッと抱き寄せると、抱き寄せた手で背中をポンポンと叩き始めた。
「大丈夫、何もしねぇよ。明日仕事だから早く眠るぞ…」
最初は抵抗しようとしていた私だが、赤ちゃんをあやすように背中をトントンとしてくる大河の大きな手が、思いのほか心地よくて…。
しかも…柔軟剤かな…コロンかな…?
大河の胸の匂い…凄くいい匂い…。
守られているようで…何か…安心するような…。
不思議…天敵なのに…。
早朝から色々…本当に色々あったので、こんな状況で全く眠れる気がしなかったけれど…。
3分も経たないうちに私の目蓋は閉じていき、すぐにウトウトしだし…5分もかからないうちに深い眠りに落ちていった…。
深い眠りにつく間際…
「やっと手に入れた…。早く…全部…俺のものになれよ…」
大河が私のおでこにキスをしながら呟いた気がしたが…。
朝目を覚ました時には、私は何も覚えてはいなかった。
あれから2人それぞれお風呂に入り、さあ寝ようと今は例のベッドの上だ。
真ん中に壁を立てたいが出来るわけもなく、手で線を引いて大河に示している。
「どうせ今朝だって、くっついて寝てただろうが」
面倒臭そうに言った大河がいきなり、ここ半分ねと示していた私の手を掴んでグイッと引っ張ったので
「わっ!」
とバランスを崩して倒れ込んだ。
ハッと気づくと大河とピッタリくっついていた。
慌てて離れようとする私を大河はグッと抱き寄せると、抱き寄せた手で背中をポンポンと叩き始めた。
「大丈夫、何もしねぇよ。明日仕事だから早く眠るぞ…」
最初は抵抗しようとしていた私だが、赤ちゃんをあやすように背中をトントンとしてくる大河の大きな手が、思いのほか心地よくて…。
しかも…柔軟剤かな…コロンかな…?
大河の胸の匂い…凄くいい匂い…。
守られているようで…何か…安心するような…。
不思議…天敵なのに…。
早朝から色々…本当に色々あったので、こんな状況で全く眠れる気がしなかったけれど…。
3分も経たないうちに私の目蓋は閉じていき、すぐにウトウトしだし…5分もかからないうちに深い眠りに落ちていった…。
深い眠りにつく間際…
「やっと手に入れた…。早く…全部…俺のものになれよ…」
大河が私のおでこにキスをしながら呟いた気がしたが…。
朝目を覚ました時には、私は何も覚えてはいなかった。