極上御曹司のヘタレな盲愛
「まあ俺達も鬼じゃないからさ…。君達が妹に対する嫌がらせを今後一切やめてくれれば、未来ある中学生の人生を狂わせるような事なんて、本当はしたくなんかないんだよね…。
どう?桃に対する嫌がらせをやめてくれないかな?」
斎藤紫織以外の女がみんなコクコクと首ふり人形のように頷き…。
完全にやめると言う流れだと思ったが…次の斎藤紫織の言葉に、その場にいた全員…仲間の女達も、ギョッとして斎藤の顔に目が釘付けになった…。
「中学生を訴えても、どうせ大した罪にはならないんでしょ?だったら嫌がらせはやめません!どうぞ訴えて下さい。ネットで拡散させたいならお好きにどうぞ…。
そんなの…どうせパパがお金を払ってなんとかしてくれるもの」
斎藤紫織は光輝に向かってニッコリ笑って言った。
「そんな事よりぃ…私、嬉しいですぅ!
水島さんに褒めてもらえてぇ…名前まで呼んでもらったっ!頑張ってあの子にいっぱい嫌がらせをしてきた甲斐があったわ!」
斎藤紫織は蕩けそうな顔で俺を見てくる…。
「はぁーー?お前…何言ってるんだ?俺がいつお前を褒めたって⁉︎」
光輝や悠太の顔を見るが、二人とも目を丸くして首を捻っている。
「きゃあ!水島さんが私の事を『お前』って呼んでくれた!嬉しいっ!
もぉ…忘れちゃったんですか?さっき褒めてくれたじゃないですか…。『あんた、すげぇよ』って!
私、褒められると伸びる子なんです!これからも頑張ってあの子にたくさん嫌がらせをしますねっ!」
「おま…あんた…正気か?とにかく!いいから!桃に嫌がらせをするのを即刻やめろ!」
「えー〜…。そんなにやめて欲しいですか?」
「当たり前だ!」
「じゃあ…。こうしませんか〜?
あの子に対する嫌がらせをやめる代わりにぃ…水島さんが私とお付き合いしてくれるっていうのはどうですかぁ?あっ!勿論、付き合うからには将来結婚して下さいね!
私、あなたの事が大好きですからトコトン尽くしますよぉ。
水島さんが私とお付き合いして将来結婚してくれるなら、あの子に嫌がらせをするのをやめます。
あと…できれば私の事は…『あんた』とか『お前』じゃなくて『紫織』って呼んで…」
「呼ぶわけねぇだろ!」
俺は叫んだ!なんだこの女!こんなに話が通じない人間いるか?
そしてこの気持ちの悪さ…!なんなんだ!
「えー〜っ。あの子や花蓮ちゃんの事は名前で呼んでるのにぃ。ズルいぃ〜」
斎藤紫織は口を尖らせて体をクネクネさせている。
「認めたね…。桃に日常的に嫌がらせをしている事を…。
そしてこれからもやめないと…言ったね…」
「言いましたけど…それが何か?」
光輝の言葉に、斎藤紫織は太々しくそう言うとツンと顔を逸らした。
どう?桃に対する嫌がらせをやめてくれないかな?」
斎藤紫織以外の女がみんなコクコクと首ふり人形のように頷き…。
完全にやめると言う流れだと思ったが…次の斎藤紫織の言葉に、その場にいた全員…仲間の女達も、ギョッとして斎藤の顔に目が釘付けになった…。
「中学生を訴えても、どうせ大した罪にはならないんでしょ?だったら嫌がらせはやめません!どうぞ訴えて下さい。ネットで拡散させたいならお好きにどうぞ…。
そんなの…どうせパパがお金を払ってなんとかしてくれるもの」
斎藤紫織は光輝に向かってニッコリ笑って言った。
「そんな事よりぃ…私、嬉しいですぅ!
水島さんに褒めてもらえてぇ…名前まで呼んでもらったっ!頑張ってあの子にいっぱい嫌がらせをしてきた甲斐があったわ!」
斎藤紫織は蕩けそうな顔で俺を見てくる…。
「はぁーー?お前…何言ってるんだ?俺がいつお前を褒めたって⁉︎」
光輝や悠太の顔を見るが、二人とも目を丸くして首を捻っている。
「きゃあ!水島さんが私の事を『お前』って呼んでくれた!嬉しいっ!
もぉ…忘れちゃったんですか?さっき褒めてくれたじゃないですか…。『あんた、すげぇよ』って!
私、褒められると伸びる子なんです!これからも頑張ってあの子にたくさん嫌がらせをしますねっ!」
「おま…あんた…正気か?とにかく!いいから!桃に嫌がらせをするのを即刻やめろ!」
「えー〜…。そんなにやめて欲しいですか?」
「当たり前だ!」
「じゃあ…。こうしませんか〜?
あの子に対する嫌がらせをやめる代わりにぃ…水島さんが私とお付き合いしてくれるっていうのはどうですかぁ?あっ!勿論、付き合うからには将来結婚して下さいね!
私、あなたの事が大好きですからトコトン尽くしますよぉ。
水島さんが私とお付き合いして将来結婚してくれるなら、あの子に嫌がらせをするのをやめます。
あと…できれば私の事は…『あんた』とか『お前』じゃなくて『紫織』って呼んで…」
「呼ぶわけねぇだろ!」
俺は叫んだ!なんだこの女!こんなに話が通じない人間いるか?
そしてこの気持ちの悪さ…!なんなんだ!
「えー〜っ。あの子や花蓮ちゃんの事は名前で呼んでるのにぃ。ズルいぃ〜」
斎藤紫織は口を尖らせて体をクネクネさせている。
「認めたね…。桃に日常的に嫌がらせをしている事を…。
そしてこれからもやめないと…言ったね…」
「言いましたけど…それが何か?」
光輝の言葉に、斎藤紫織は太々しくそう言うとツンと顔を逸らした。