極上御曹司のヘタレな盲愛
「………」
大河の動きが全停止した…。
口をポカンと開けて…。
多くの女性を魅了する青みがかったつり気味のアーモンドアイが…。
人って…驚くと本当に目が点になるんだな…と思った。
こんな間の抜けた大河の顔…たぶん誰も見た事ない…。
たっぷり30秒は固まっていただろうか。
大河はハッと何か思い浮かんだような顔をしたが
「いや、待て待て…俺あの後…訂正しなかったか…」
と小さく呟いた。
眉間に人差し指を当てて
「うーん。それに…言わなかったかな…慰安旅行の時、川で…」
考え込んだ後…私の顔をじっと見て…。
「俺とお前は、一回しっかりと2人で話し合う事が必要だ…。それも早急に!」
と言い出し、ポケットからスマホを取り出すと…。
「もしもし悠太?悪いんだけど…今日、桃は有休って事にしといてくれ。…うん、連れて帰るから…」
えっ?もう!勝手に!
「もしもし皆川?悪いけど今日オレ有休とるわ。…いや、ちょっと家で問題があって…。あ…それと…オレ夕方にMデパートに顔を出さなきゃいけなかったんだけど、それ高橋に行かせて。カタログ持って顔見せだけだから。そう…。先方には連絡しておくからよろしくな。
あと今日はもう電話してくるなよ!人生賭けた大事な話し合いがあるから…」
皆川主任への電話を切った大河は
「Mデパートの田中さん…イケメン相手だと話が長いんだよなー」
と悪い顔をした。
程なく私のスマホに高橋君から
『急な出張が入ってしまったので、今日の晩飯の約束、また今度にして貰ってもいいかな?ゴメンね!』
とメールが入った。
こっちこそ、本当にゴメンね!
「じゃ、帰るぞ」
大河は私の手を取り階段を下り始めた。
地下の駐車場まで来ると
「あ…忘れてた…」
もう1度スマホを取り出す。
「…あ、光輝?桃を捕まえた。今日は俺たち有休とって、2人でちゃんと話し合うから…」
私の方をチラッと見て
「昨夜はビジネスホテルに一人で泊まったらしい。おじさん達にも心配かけてごめんって言っておいて」
私と高橋君の話…聞こえていたんだ。
「みんな心配したんだぞ」
電話を切った大河に軽く睨まれる。
「ごめんなさい…」
私はシュンとして小さくなった。
大河の動きが全停止した…。
口をポカンと開けて…。
多くの女性を魅了する青みがかったつり気味のアーモンドアイが…。
人って…驚くと本当に目が点になるんだな…と思った。
こんな間の抜けた大河の顔…たぶん誰も見た事ない…。
たっぷり30秒は固まっていただろうか。
大河はハッと何か思い浮かんだような顔をしたが
「いや、待て待て…俺あの後…訂正しなかったか…」
と小さく呟いた。
眉間に人差し指を当てて
「うーん。それに…言わなかったかな…慰安旅行の時、川で…」
考え込んだ後…私の顔をじっと見て…。
「俺とお前は、一回しっかりと2人で話し合う事が必要だ…。それも早急に!」
と言い出し、ポケットからスマホを取り出すと…。
「もしもし悠太?悪いんだけど…今日、桃は有休って事にしといてくれ。…うん、連れて帰るから…」
えっ?もう!勝手に!
「もしもし皆川?悪いけど今日オレ有休とるわ。…いや、ちょっと家で問題があって…。あ…それと…オレ夕方にMデパートに顔を出さなきゃいけなかったんだけど、それ高橋に行かせて。カタログ持って顔見せだけだから。そう…。先方には連絡しておくからよろしくな。
あと今日はもう電話してくるなよ!人生賭けた大事な話し合いがあるから…」
皆川主任への電話を切った大河は
「Mデパートの田中さん…イケメン相手だと話が長いんだよなー」
と悪い顔をした。
程なく私のスマホに高橋君から
『急な出張が入ってしまったので、今日の晩飯の約束、また今度にして貰ってもいいかな?ゴメンね!』
とメールが入った。
こっちこそ、本当にゴメンね!
「じゃ、帰るぞ」
大河は私の手を取り階段を下り始めた。
地下の駐車場まで来ると
「あ…忘れてた…」
もう1度スマホを取り出す。
「…あ、光輝?桃を捕まえた。今日は俺たち有休とって、2人でちゃんと話し合うから…」
私の方をチラッと見て
「昨夜はビジネスホテルに一人で泊まったらしい。おじさん達にも心配かけてごめんって言っておいて」
私と高橋君の話…聞こえていたんだ。
「みんな心配したんだぞ」
電話を切った大河に軽く睨まれる。
「ごめんなさい…」
私はシュンとして小さくなった。