極上御曹司のヘタレな盲愛
「だから!私を無視しないでって言ってるでしょう!私の前でそんな事をするなって言ってるのよ!
それに私のパパがどうしたって言うのよ!内緒話していないでさっさと言いなさいよ!」
「あんたこそ、なんの権利があってさっきから俺達に命令してるんだ?俺が桃を抱きしめたり色んな事をするのに、一々あんたの許可が要るのか?
大体、あんたのパパが最低な人間だって事を今ここで言ってもいいのか?」
大河が冷たい目を斉藤紫織に向け、睨みつけながら低い声で言う。
「とにかく…。
あんたが何を言おうが…あんたの父親がどんな薄汚い手を使おうが…。
俺の心には未来永劫届く事はないし、俺の気持ちが桃から動く事は絶対にない!
そもそも自分が今まで他人に好かれるような行動をしてきたのか、よく考えろ!
あんたとあんたの父親には、嫌悪感しか感じねぇんだよ!」
「嘘よ!嘘よ!嘘よ!
私の方が…そんな子より、ずっと綺麗だし…。私の方が…そんな子より、ずっと貴方を愛してるし…。私の方が…そんな子より、ずっと貴方に尽くすわ…。
そうよ…あの時だって…!
花蓮ちゃんが、水島さんが困ってるって言うから…。
高等部の時…その子とアイツ…引き離してあげたじゃない…。私、初めてだったけど…体を投げ出して水島さんのために一生懸命頑張ったわ…」
…‼︎
高等部の時…私が一時期だけ一緒に帰っていた外部編入の男の子…。
もう名前だって覚えていない彼…。
初めてだったけどって…え?…一体、どういう事?
『彼とちょっと仲が良かったみたいだけど、彼は私の事が好きなのよ。『残念な方』のクセにいい気にならないでね。あなたの事なんかを好きになる男子は…この世に居ないわ…』
私のところに来て…腕を組み…嫌みたらしく得意げに言って嘲笑った…あの時の彼女を思い出す。
「俺が困っていたから、体を使って桃からアイツを引き離してやったって言いたいのか?」
「そうよ!貴方のために!…だから…」
「そんな事…頼んでないだろ、花蓮だって。
本当に考え方が父娘そっくりだな…気持ちが悪い」
「斉藤さん…。大河のためにって…。
あの時のあなたは、私に嫌な思いをさせようと…。私と仲が良かった男の子を自分のものにして、私に嫌な思いをさせた事が、只々嬉しかっただけでしょう?
私の所に、わざわざ彼と付き合う事になったって言いに来たあなたの顔にはそう書いてあったよ…。
今更、大河のせいにしたらダメ。
それに…私に嫌がらせをしたいがためにそんな事をするなんて、絶対におかしいよ。
もっと…自分を大切にしなきゃ…」
「うるさい!どんなに嫌がらせをしても、昔から言い返しもやり返しもしないで!今になってそんな事を言わないでよ!
いつだって自分だけ清廉潔白みたいな顔をして!どんなに悪口を言いふらしても、あんたは仲間に守られて!学校でも会社でも、孤立する事なく笑って生きて!
学生の頃から、あんたが笑ってるのを見ると無性に腹がたつのよ!
あんたなんかが笑って生きているのは許せないの!
だから会社に入っても、あんたの悪口をいっぱいばら撒いてやったのよ!
あんたなんか、ずっと死ぬまで不幸でいればいいの!
これからだって!絶対に!絶対に未来永劫!幸せになんてさせない!させるもんか!
ずっと!あんたの近くであんたの幸せをこの手で潰してやる!
ずっと近くで!」
それに私のパパがどうしたって言うのよ!内緒話していないでさっさと言いなさいよ!」
「あんたこそ、なんの権利があってさっきから俺達に命令してるんだ?俺が桃を抱きしめたり色んな事をするのに、一々あんたの許可が要るのか?
大体、あんたのパパが最低な人間だって事を今ここで言ってもいいのか?」
大河が冷たい目を斉藤紫織に向け、睨みつけながら低い声で言う。
「とにかく…。
あんたが何を言おうが…あんたの父親がどんな薄汚い手を使おうが…。
俺の心には未来永劫届く事はないし、俺の気持ちが桃から動く事は絶対にない!
そもそも自分が今まで他人に好かれるような行動をしてきたのか、よく考えろ!
あんたとあんたの父親には、嫌悪感しか感じねぇんだよ!」
「嘘よ!嘘よ!嘘よ!
私の方が…そんな子より、ずっと綺麗だし…。私の方が…そんな子より、ずっと貴方を愛してるし…。私の方が…そんな子より、ずっと貴方に尽くすわ…。
そうよ…あの時だって…!
花蓮ちゃんが、水島さんが困ってるって言うから…。
高等部の時…その子とアイツ…引き離してあげたじゃない…。私、初めてだったけど…体を投げ出して水島さんのために一生懸命頑張ったわ…」
…‼︎
高等部の時…私が一時期だけ一緒に帰っていた外部編入の男の子…。
もう名前だって覚えていない彼…。
初めてだったけどって…え?…一体、どういう事?
『彼とちょっと仲が良かったみたいだけど、彼は私の事が好きなのよ。『残念な方』のクセにいい気にならないでね。あなたの事なんかを好きになる男子は…この世に居ないわ…』
私のところに来て…腕を組み…嫌みたらしく得意げに言って嘲笑った…あの時の彼女を思い出す。
「俺が困っていたから、体を使って桃からアイツを引き離してやったって言いたいのか?」
「そうよ!貴方のために!…だから…」
「そんな事…頼んでないだろ、花蓮だって。
本当に考え方が父娘そっくりだな…気持ちが悪い」
「斉藤さん…。大河のためにって…。
あの時のあなたは、私に嫌な思いをさせようと…。私と仲が良かった男の子を自分のものにして、私に嫌な思いをさせた事が、只々嬉しかっただけでしょう?
私の所に、わざわざ彼と付き合う事になったって言いに来たあなたの顔にはそう書いてあったよ…。
今更、大河のせいにしたらダメ。
それに…私に嫌がらせをしたいがためにそんな事をするなんて、絶対におかしいよ。
もっと…自分を大切にしなきゃ…」
「うるさい!どんなに嫌がらせをしても、昔から言い返しもやり返しもしないで!今になってそんな事を言わないでよ!
いつだって自分だけ清廉潔白みたいな顔をして!どんなに悪口を言いふらしても、あんたは仲間に守られて!学校でも会社でも、孤立する事なく笑って生きて!
学生の頃から、あんたが笑ってるのを見ると無性に腹がたつのよ!
あんたなんかが笑って生きているのは許せないの!
だから会社に入っても、あんたの悪口をいっぱいばら撒いてやったのよ!
あんたなんか、ずっと死ぬまで不幸でいればいいの!
これからだって!絶対に!絶対に未来永劫!幸せになんてさせない!させるもんか!
ずっと!あんたの近くであんたの幸せをこの手で潰してやる!
ずっと近くで!」