コミ障の田口くん
0章

いつもと変わらない

「 おいしょっ、

2人とも昨日の夜ぶりだね。
ねぇ、2人とも知っている?
まだ6月なのに、ジメジメする暑さじゃなくて、乾びる暑さだよ。
まだジメジメする方が良かったかも。


あ、今日放課後カラオケいくつもりだから変帰るの遅くなるからね。
かなしんどって下さい。
悲しんでなかったら怒るからね。


ピピッ、ピピッ


うわぁ、冷蔵庫開けっ放しだった。
ちょっとまっててね。


………ふぅ、めったにこんな事しないのに…
朝が悪いと昼までズルズル引きずるから学校でも、ボケそうで怖いな。
夢(ユメ)は絶対からかいそう。
いつも否定しているけど、ドがつくSだよ。



あ、そろそろ出ないと。
2人とも、行ってくるね。」


ガチャ


1人の少女が出ていくと何処からともかくこえが聞こえた。



「いってらしゃい、













虹空 (ココア)姉ちゃん。」
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