恋とマシンガン
「えっ!?」

驚きのあまり、大きな声が出てしまった。

これって、もしかしなくても…いや、早まるな。

「…やっぱり、ダメか?」

私が大きな声を出したことに宇奈月さんは戸惑っているようだった。

「だ、大丈夫です」

私は首を横に振って答えた。

「そうか、それはよかった」

私の答えに宇奈月さんはホッとしたようだった。

やっぱり、これって…いわゆる、“デート”のお誘いってヤツですよね?

と言うか、何で誘ってきたんだろう?

そう思っていたら、
「時間、大丈夫か?」

宇奈月さんに言われて我に返った。

「あっ」

食事の最中だったと言うことを思い出した。

モクモクと食べ進める私に宇奈月さんがフッと笑った…ような気がした。
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