恋とマシンガン
母親との通話を終わらせると、スマートフォンを充電した。

「結婚か…」

私もいい年齢だ。

ちょうどいいところで、ちょうどいい話がきたなと思った。

友人関係を見直すいいきっかけになる。

結婚や出産を機に疎遠になるって言う話はよく聞くし、これはいいことだと思えばいい。

もし相手とうまく行って結婚…と言うことになったら、どうしようかな。

最近は結婚式を挙げない考えもあるし、もし挙げることになったら身内と親しい友人を数人だけ招待すればいい。

ただし、理美は絶対に呼ばない。

彼女とはこれを機に縁を切るし、何があっても関係を戻すつもりはない。

「よし、頑張ろう!」

そう決意をすると、私はバスルームへと足を向かわせた。

 * * *
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