恋とマシンガン
「ああ、おはよう」

宇奈月さんがあいさつをしてきたので、
「…お、おはようございます」

私はあいさつを返した。

彼の手にはコーヒーが入ったポットがあった。

もしかしなくても、1人で作ったんですよね?

マジですごくないですか?

本当に何でだ?

もうここまでくると不思議である。

「食べないのか?」

「…食べます」

私は返事をすると、椅子に腰を下ろした。

「はい」

宇奈月さんがカップに入れたコーヒーをテーブルのうえに置いた。

「…ありがとうございます」

私はお礼を言うと、両手をあわせた。

「いただきます」

ナイフとフォークを使ってフレンチトーストを切り分けると、それを口に入れた。

…昨日のサンドイッチもそうだけど、言うまでもない。
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