恋とマシンガン
「真智子の話によると、1年半もつきあっていたそうじゃない。

その間に私がつきあっていたのは、2年だった。

そいつとは半年前に別れた。

私が何を言っているか、意味はわかるよね?」

「――ゆ、結香…」

「私がそいつとつきあっている間、あんたもそいつとつきあっていた――早い話が友達から彼氏を奪って、そのうえ結婚をしたって言うことだよね?

私を結婚式に呼ばなかったのは、自分たちの関係が私にバレるのを恐れたから…」

「――ち、違うの!」

理美がさえぎるように言った。

「何が?

何が違うって、あんたは言うの?」

「つきあおうって言ったのは、隆介の方からだったの…。

私は嫌だって断ったんだけど、隆介がしつこくてしつこくて…」

理美は青い顔をして言っている。
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