【完】一生分の好きを、君に捧ぐ。
前に進みたい。みんなと同じがいい。普通になりたい。
そう、絶対におもっているのに、
そうなるのは、簡単じゃない。
『1時間だけ、学校に来てみない?』
電話越しの担任の声にさえ、私は頷けない。
……もう死んでしまいたい。
そう思った時、勝手に涙が溢れた。
死んじゃいけないことなんか、わかっている。
だって蓮は……生きたかったのに。
途方もないループが、私を縛り付ける。
逃げ場ってどこ?
生きるって、こんなに辛いことの連続なの……?
目を閉じて―――、堕ちていく。
【ねぇ、起きてよ
君に言いたいことがあるんだ
またいつもみたいに
寝たフリですか?……】
そんな時にかぎって、優しい歌声が頭の中を巡っていく。
涙で濡れた液晶を拭い、YOUTUBEで見つけたカムの曲を再生。
その声で……息を継ぐ。
そう、絶対におもっているのに、
そうなるのは、簡単じゃない。
『1時間だけ、学校に来てみない?』
電話越しの担任の声にさえ、私は頷けない。
……もう死んでしまいたい。
そう思った時、勝手に涙が溢れた。
死んじゃいけないことなんか、わかっている。
だって蓮は……生きたかったのに。
途方もないループが、私を縛り付ける。
逃げ場ってどこ?
生きるって、こんなに辛いことの連続なの……?
目を閉じて―――、堕ちていく。
【ねぇ、起きてよ
君に言いたいことがあるんだ
またいつもみたいに
寝たフリですか?……】
そんな時にかぎって、優しい歌声が頭の中を巡っていく。
涙で濡れた液晶を拭い、YOUTUBEで見つけたカムの曲を再生。
その声で……息を継ぐ。