【完】一生分の好きを、君に捧ぐ。
「大賀って、女の子遊びやめたの?」
開口一番。面と向かって聞く。
しかも、一応彼女な私の前で。
西田さん、おそるべし。
そんな彼女に大賀君はふわっと答える。
「あー。そうだね。なんか飽きたっていうか……」
こちらに視線を動かした大賀君は、たいして表情を変えることなく、「葉由だけでいいかなぁ、みたいな」と言ってのける。
「……ちょ、やば!」
西田さんが私の背中をばしばしと叩く最中も、私は、相当真っ赤な顔をしていたと思う。
両手で覆い隠したくなるほど、熱くてしかたない。
目の下を全部、手のひらで隠す。
すると、大賀君はへらっと笑った。
「葉由が俺のこと大好きだからね。大事にしないとね」
そのいたずらっぽい顔。
心臓をぎゅっと掴まれる。
開口一番。面と向かって聞く。
しかも、一応彼女な私の前で。
西田さん、おそるべし。
そんな彼女に大賀君はふわっと答える。
「あー。そうだね。なんか飽きたっていうか……」
こちらに視線を動かした大賀君は、たいして表情を変えることなく、「葉由だけでいいかなぁ、みたいな」と言ってのける。
「……ちょ、やば!」
西田さんが私の背中をばしばしと叩く最中も、私は、相当真っ赤な顔をしていたと思う。
両手で覆い隠したくなるほど、熱くてしかたない。
目の下を全部、手のひらで隠す。
すると、大賀君はへらっと笑った。
「葉由が俺のこと大好きだからね。大事にしないとね」
そのいたずらっぽい顔。
心臓をぎゅっと掴まれる。